【採用事例】経師紙で空間づくり!東京服飾専門学校の卒業制作ファッションショーの壁面一部に採用いただきました

タカハシ

こんにちは!ライターのタカハシです。今回は、弊社の経師紙の採用事例のご紹介です!

採用事例のご紹介

このたび、東京服飾専門学校様の卒業制作ファッションショーにて、ステージや壁面装飾の一部に弊社「SPACECOLOR」シリーズの経師紙をご採用いただきました。
空間演出の一端を担うことができ、学生の皆さんのお力になれたことを大変うれしく思います!

東京服飾専門学校について

今回は、採用事例として取材させていただいた様子をレポート形式でご紹介します!

本ページに掲載している写真は東京服飾専門学校様に撮影許可をいただいた上で掲載しております。プライバシーの観点から、顔の部分はモザイク処理を施しております。あらかじめご了承ください。

経師紙とは

経師紙(きょうじがみ)・表具紙(ひょうぐし)は、主にパネルに貼って使う大きな紙で、短期の展示会などのイベント装飾でよく使われます。
色が豊富で扱いやすいので、空間を作るのにぴったりの素材です。

ニップの色鮮やかな経師紙「SPACE COLOR」

今回ご使用いただいたのは、ディスプレイ用経師紙カタログ「SPACE COLOR」の中から、発色が鮮やかでスタンダードなロールカラーシリーズです。ロールカラー加工紙、マット紙、鳥の子紙、木目、レンガ、コンクリートなど、リアルな質感の経師紙を多数掲載。 カラーシリーズは、ロール加工紙126色 、水に強いマット紙 161色、上品な色つき和紙 鳥の子を84色等、豊富なカラーバリエーションをご用意しております。

ご採用いただいた経師紙

卒業制作ファッションショーの舞台にてご使用いただいた色味は、ブラックの「Y407」です。
ステージバック、パーテーション、壁面の一部でご活用いただきました。

今回ご使用いただいた経師紙は、学生の皆さんが自ら貼り込みを行いました。
その設営の様子を少しだけ見学させていただきましたので、ご紹介いたします。

2026卒業制作ファションショー「Unbreak」

今回取材させていただいたのは、東京の巣鴨にある東京服飾専門学校様の卒制ファッションショー。
タイトル「Unbreak(アンブレイク)」は、直訳すると「壊れないもの」。

壊れない・壊せない
学校で共に過ごした仲間との繋がりや、卒業した後でも切れない縁と信頼。
ショーにかける想いや美しさを紡ぎ続ける。
一つ一つの輪は孤立していても、繋がれば強靭な構造を生み出す。

"私たちも鎖のように、夢に向けて強い意志を抱く"

そのシンプルな言葉の背景には、学生たちが学校生活で育んできた深い思いが込められています。
彼らがタイトルに辿り着くまでの過程には、この学び舎で出会い、共に過ごした時間の中で育まれた縁や信頼がありました。
卒業という節目は、新しい未来へ進む一歩であると同時に、日々を共にした仲間たちとの距離が物理的に離れる瞬間でもあります。
大切に守りたい想いを胸に、社会へ踏み出していく。
だからこそ学生たちは、「壊れない・壊せない」つながりをテーマに掲げ、この学校で共に過ごした仲間との絆、そして卒業後も決して切れることのない縁と信頼、その想いをタイトルに込め、まっすぐで率直な気持ちを「鎖に鍵をかける」イメージに重ね合わせているようです。

事前準備にお邪魔しました!

本番の一週間前、2026/2/7。
今回、ファッションショーの準備期間に特別にお邪魔し、学生の皆さんが舞台づくりに励む様子を撮影させていただきました。

東京服飾専門学校の卒業制作ファッションショーは、衣装やメイクだけでなく、ステージの床・壁面・照明に至るまで、すべてを学生自身の手で作り上げることが特徴です。
今回、ステージのバックやパーテーションに弊社のSPACE COLORシリーズの経師紙をご使用いただきましたが、もちろん貼り込み作業も学生さんたちが自力で行っています。

舞台が作られていく様子

学生さんにインタビューしてみました!

舞台づくりを担当するのは、主に1~2年生のビジネス科やスタイリスト科の学生。
当然、経師紙の扱い方について専門的な指導を受けているわけではなく、自分たちで調べ、試し、失敗しながら一つひとつ作業を進めたそうです。

舞台管理担当のお二方にお話を伺ってみました!

タカハシ

どんな事を意識して取り組みましたか?

学生Oさん

まず、舞台づくりが全員ほぼ初めてだったので、とにかく協力して作業しました。

学生Yさん

ビジネス科もいればスタイリスト科もいて。
普段はまったく違うことをやっているメンバーばっかりです。

タカハシ

という事は、経師紙をパネルに貼るのは未経験という事ですよね。

学生Oさん

まったくの未経験です!

タカハシ

経験無しで経師紙をパネルに貼るのはすごいですね!
どの作業が大変でしたか?

学生Oさん

経師紙をパネルに貼るところなんですが、壁紙施工用の糊を使いました。
希釈して使うんですが、乾かして貼るタイミングが難しすぎて…!

学生Yさん

ちょっと乾かしたつもりが、実は乾きすぎていたり…

タカハシ

タイミングがシビアなんですね。

学生Oさん

そうなんです。
知見が無いので、最初は失敗の連続でした。

学生Yさん

先生からは最初にさらっと説明だけあって、「あとはやってみようか」みたいな感じで。
だから本当に手探りでした。

タカハシ

実践で覚えていくスタイルですね!
その苦労を経験した分、達成感がありますね!

学生Oさん

最初は「できるのかな…」って不安だったのに、最後はちゃんと形になって。
自分たちの手で作ったっていう実感があります!

手探りのプロセスも含めて作品の一部と言えるほど、真剣さと情熱が伝わってきました。
本番のファッションショーに期待が膨らみます!

お忙しい中、取材にご協力いただきありがとうございました!

ファッションショー本番

本番は初日の2/20(金)に伺わせていただきました。
一週間前、学生たちが自分たちの手で必死に舞台づくりを進めていた姿を撮影させていただいていたので、完成した空間を目にしたとき、その仕上がりに思わず見入ってしまいました。

全面黒の舞台セット


会場に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは、真っ黒な舞台がつくり出すシックで引き締まった空間です。

照明の当たり方によって黒の濃淡がさまざまに表情を変え、観客の視線は自然とステージ中央へと導かれていきます。
ステージの床には、鎖を模した白いフェルトが大胆に敷かれており、そのコントラストが空間全体にリズムを生み出していました。
これは、今回のファッションショーのタイトルである「Unbreak」と深くリンクしている演出なのでした。

鎖が象徴するのは、学生たちが作品に込めた「壊れない絆」「断ち切れないつながり」「離れても続く信頼」といったメッセージ。
白いフェルトの鎖は、それらを静かに、力強く表現していました。

当日、先生からお伺いしたところ、前日まで微調整を何度も繰り返し、遅くまで作業が続いていたとのこと。
本番ギリギリまで「どうしたらもっと良くなるか」を学生同士で相談し合い、細かな手直しを重ねながら、空間を仕上げていったそうです。
目の前に広がるステージも、ただの背景ではなく学生たちの努力とこだわりが詰まった作品のようです。

今年で80回目のファッションショー

黒で統一された空間は、まるで雑音をすべて取り払ったキャンバスのように、学生たちの作品を際立たせていたのがとても鮮やかで、作品が持つ世界観を引き出していました。
映像やライトの演出が加わり、色・形・質感・動き、作品が持つ要素ひとつひとつが、この舞台の上でしっかりと輝きを放っていました。
黒の経師紙「Y407」が背景として自然になじみ、舞台の印象づくりに静かに貢献してくれていたと思います。

最後、学園理事長のご挨拶では、学校の長い歴史について触れられていました。
1946年の創立以来、回を重ねて開催されてきたこのファッションショーは、今年で80回目を迎えるそうです。
まだ高度成長期以前、戦後物資不足で衣類や布の入手が難しく、当時は洋裁が生活に必要なスキルで、多くの女性が手に職を求めていた時代。
創業者・池田淑子氏は、服作りの本を出版し、洋裁の技術を必要とする多くの人たちに知識を広めた方です。
池田淑子氏の思いは、時代を超えて受け継がれ、今日ではファッションに情熱を持つ学生たちが全国から集まる場となっています。

東京服飾専門学校のみなさま、ありがとうございました!

改めて、弊社の経師紙を舞台セットにご採用いただき、また準備段階から取材にご協力いただき、誠にありがとうございました。
弊社の経師紙をご使用いただいたご縁から今回の取材が実現し、準備中の忙しい時間にも関わらず、丁寧に協力してくださったことに心から感謝いたします。
学生さんの試行錯誤や工夫の数々を伺うことができ、資材を扱う企業として大変貴重な学びとなりました。

ご協力いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。
以上、取材レポートでした!

ライタープロフィール

ライター:タカハシ

株式会社ニップコーポレーション
商品本部マーケティング部営業開発課 所属

クリエイティブ作成や投稿記事のライティングをしつつ、WEBサイト更新やInstagram運用など、WEB関連業務全般を担当。
施工事例や商品情報を中心に情報発信中。
ニップ製品の魅力をより多くの皆さまにお届けできるよう、日々取り組んでおります!

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